主人公がいい。

人間は会話で出来ている。

解決できる問題について、悩むのって無駄じゃないかな?

 

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「解決できる問題について、悩むのって無駄じゃないかな?」

「なんで?」

 

 

彼はいつも物事を簡単そうに言い放つから嫌いだ。物事なんてイエスかノーの二択で解決しきれないから複雑でカオスな状態になっているっていうのに。意味がある、ないとか無駄か無駄じゃないかなんてことで片付けられるわけがないんだよ。

 

 

「だって、解決できるんだから悩む必要なくない?もう既に答えがあるわけだから、その答えに対して懐疑的になってるよりも受容して前に進むべきだと思うよ」

 

 

解決出来るっていうけど、それが本当に明瞭な答えなの?本当の意味での解決になってるの?そんなん分からないでしょ。あくまで一時的な解決策であって、悩む必要がないって言い切れる問題じゃないんだよ。答えは一つだけじゃなくても、複数考えててもいいと思うんだけど。

 

 

「もっと言うと、解決できない問題について、悩むのも無駄だよ」

「なんで?」

 

 

物事を二分化して考えて、シンプルに世界が見えて、楽しいのかな?確かに、無駄なものをそぎ落として、視野が広がって、前が見えやすくなって、すっきりしてて気持ちが良いのだろうけど、そんな簡単に黒か白かでわけられないよ。

 

 

「現時点で解決できないことをくよくよ悩むよりももっと時間を有効的に使うべきだと思うし。出来ないことはいくら考えたって出来ないんだから、次いくんだよ次に。」

 

 

長時間一つのことに集中していれば、いつか答えが見えてくるんだろうなっていうのは甘え?どっぷりハマっていれば、今まで見えなかったものが見えてくるって誰かが言ってたのはまやかし?出来ることと出来ないことを即座に判断するなんて難しすぎる。そんな器用なこと出来ないんだけど。